志望動機は面接でどう答える?話す順番と例文を解説
「なぜこの会社・この職種か」を最初に言い、それを裏づける自分の経験を1つ話し、入社後にどう貢献したいかで締めます。会社についての話は、自分で調べた事実に結びつけます。
面接官は志望動機で何を確かめている?
面接官が志望動機から知りたいのは、主に次の3つです。なぜこの会社なのか、なぜこの職種なのか、そして入社後に長く活躍してくれそうか。どれも、応募者の言葉だけでなく、それを裏づける経験や調べた事実があると伝わりやすくなります。
志望動機は、会社をほめる場ではありません。自分の経験と、会社や仕事の特徴が、どこで結びつくのかを説明する場です。
どの順番で話せばいい?
話す順番を決めておくと、緊張していても筋の通った答えになります。
| 順番 | 話すこと | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 結論 | この会社・この職種を選んだ理由を一言で | 最初の一文で言い切る |
| 2. 根拠となる経験 | その理由を持つようになった自分の経験を1つ | 状況・行動・結果を短く |
| 3. 会社との接点 | 自分で調べた会社の事実と、経験がどう結びつくか | 会社のサイトや記事など、確かめた情報を使う |
| 4. 入社後の貢献 | 入社後にどんな仕事で、どう貢献したいか | 募集の仕事内容に沿って具体的に |
実際にはどんな答えになる?
下の例文は、話す順番を示すための架空の例です。経験や会社の情報は、自分のものに置き換えてください。
例文1: 営業職から同業他社の企画職へ
例: 「御社を志望したのは、お客様の声をもとに商品の企画まで関われる仕事に就きたいと考えたからです。現職では法人向けの営業を4年担当し、お客様から多かった要望をまとめて社内の企画部門に提案したところ、そのうち1件が翌年の新しいプランとして採用されました。その経験から、提案する側ではなく、企画する側として仕事をしたいと考えるようになりました。御社の採用ページで、企画職が営業に同行してお客様の話を直接聞く仕組みがあると知り、私の経験を最も活かせる環境だと感じています。入社後は、営業で培ったお客様の課題を聞き出す力を活かし、現場の声を反映した企画を形にしたいと考えています。」
例文2: 事務職への応募(未経験の業界)
例: 「御社を志望したのは、正確さが求められる事務の仕事で、地域の医療を支える側に回りたいと考えたからです。前職の小売店では在庫と発注の管理を担当し、表計算ソフトで発注の記録を整理して、発注の漏れをなくす仕組みを作りました。御社が地域の診療所向けに受付と会計の業務を支援していることを知り、細かな確認を積み重ねる自分の強みを、人の役に立つ形で活かせると考えました。入社後は、まず業務の手順を正しく覚えることから始め、ミスの起きにくい進め方を提案できるようになりたいと考えています。」
例文3: エンジニアの転職
例: 「御社を志望したのは、利用者の数が多いサービスの裏側で、安定して動く仕組みを作る仕事に取り組みたいと考えたからです。現職では社内向けの業務システムの開発を担当し、処理の遅さが問題になっていた画面の改善で、表示までの時間をおよそ半分にしました。御社の技術ブログで、サービスの成長に合わせて基盤を段階的に作り直していると読み、私が現職で取り組んできた性能の改善の経験を、より大きな規模で活かせると考えました。入社後は、まず既存の仕組みを理解したうえで、性能と安定性の改善に貢献したいと考えています。」
避けたい言い方は?
| 避けたい言い方 | 伝わりにくい理由 | 言い換えの方向 |
|---|---|---|
| 「御社で成長したいと思いました」 | 会社に何をしてもらうかの話になり、貢献が見えない | 何を身につけ、それをどう仕事に返すかまで話す |
| 「安定している会社だと思いました」 | どの会社にも言え、仕事への関心が伝わらない | 安定した事業のどこに関わりたいのかを話す |
| 「理念に共感しました」だけ | 理由が抽象的で、ほかの応募者と区別できない | 共感した理由になった自分の経験を1つ話す |
| 「家から近いので」 | 仕事への関心が伝わらない | 通勤の条件は聞かれたときに答え、志望動機は仕事の話にする |
会社について調べたことをどう入れる?
会社の情報は、採用ページ、会社の公式サイト、プレスリリース、ニュース記事などで確かめます。調べたことをそのまま並べるのではなく、「その事実のどこに、自分の経験から関心を持ったのか」を1つに絞って話します。古い情報や、確かめていない話は使わないようにします。
企業リサーチを使うと、登録なしで会社の概要や文化、出典のリンクをまとめて確認できます。
Hired でできること
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よくある質問
志望動機はどのくらいの長さで話せばいいですか?
1分ほどで話せる長さを基本にし、面接官から深掘りの質問があれば詳しく答えます。最初から長く話すより、結論と根拠を短く伝えて、続きの質問を待つほうが会話になりやすくなります。
書類に書いた志望動機と同じことを話してもいいですか?
内容の軸は同じで構いません。ただし、書類の文章を読み上げるのではなく、話し言葉に直し、書類に書ききれなかった経験や、選考の中で知ったことを加えると、面接官にとって新しい情報になります。
第一志望ではない会社では、志望動機をどう話せばいいですか?
うそをつく必要はありません。その会社の仕事のうち、本当に関心がある点を具体的に話します。ほかの会社と比べてどうかを聞かれたら、比べている観点を正直に伝えるほうが、取り繕った答えより信頼されやすくなります。
「御社の理念に共感しました」だけでは足りませんか?
それだけでは、ほかの応募者と区別がつきません。理念のどの部分に、自分のどんな経験から共感したのかを1つ具体的に話し、入社後にその理念に沿ってどんな仕事をしたいかまでつなげます。
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