職務経歴書のATS対策とは?直すべき5つの項目

Hired 編集部公開

表や段組みを使わないテキスト中心の構成と標準的な見出しにしたうえで、分野のキーワード、専門スキル、分かりやすい職種名、読み取れる形式、数字で示した成果の5項目を見直します。どの形式でも、すべての選考を通ると約束できるわけではありません。

ATSは職務経歴書をどう扱う?

ATS(採用管理システム)は、企業が応募書類を集めて管理し、担当者が検索や絞り込みをするためのソフトウェアです。そのために、まず応募書類のファイルから文字を取り出します。画像やテキストボックスの中の文字など、取り出せなかった文字は、担当者の目に届かないことがあります。

どのシステムを使っているかは企業によって違い、応募する側からは分からない場合もあります。そのため、文字だけを取り出しても正しい順番で読め、担当者が検索しそうな言葉が入っている職務経歴書にしておくのが安全です。

どんなレイアウトが安全?

ソフトウェアが文字に変換したときに失われるものが少ないのは、シンプルなレイアウトです。提出する前に次の点を確かめます。

  • 上から下への1段組みにする。2段組みは、左右の段が1行ずつ混ざって読まれることがある
  • 大事な内容を表・テキストボックス・ヘッダー・フッターに入れない。氏名と連絡先も本文に書く
  • スキルの棒グラフやアイコンなど、図で情報を示さない。「5段階中4」を表す棒は文字として残らない
  • 一般的なフォントと、シンプルな箇条書きを使う
  • 見出しは「職務要約」「職務経歴」「活かせる経験・知識・技術」「資格」「自己PR」など標準的な名前にする
  • 期間の書き方をそろえる(例: 「2023年4月〜現在」)

見直す5つの項目は?

レイアウトを整えたら、中身を5つの項目で見直します。Hired の CV ATS分析が見る5つの項目と同じです。

項目確かめること直し方の例
分野のキーワードその分野で一般に使われる言葉で書いているか社内だけで通じる名前を一般的な言葉に置き換え、必要なら社内名を括弧で残す
専門スキル実際に使ったツール・手法・資格を書いているかスキルの欄にまとめ、主なものは使った業務の箇所にも書く
職種名社外の人にも分かる職種名か一般的な呼び方を添える(例: 「企画職(マーケティング)」)
形式ソフトウェアが正しい順番で読めるか段組み・表・図に入れた内容を本文に移す
数字で示した成果成果が分かる書き方か。数字があれば入れているか規模・期間・頻度・変化のうち、正直に言えるものを書き足す

控えめな表現はどう直す?

「携わりました」「サポートしました」「担当しました」だけでは、自分が何をして、何が変わったのかが伝わりません。自分の行動と結果が分かる言い方に直します。下の書き換えは、型を示すための架空の例です。

直す前直した後(架空の例)
新システムの導入に携わりました経費精算システムの導入で、操作マニュアルの作成と社内説明会(全5回)を担当し、問い合わせ件数を前年の半分程度に減らしました
営業チームをサポートしました営業チーム8名の提案資料のひな形を作り、資料作成の時間を1件あたり2時間から1時間ほどに短くしました
採用業務を担当しました中途採用の書類選考から内定までの連絡を一人で担当し、選考の日程調整を表計算ソフトで一元管理しました

数字がない場合は、誰が使ったのか、どのくらいの頻度か、その後に何が変わったのかを言葉で書きます。面接で説明できない数字は書かないようにします。

応募する前に自分で確かめる方法は?

次の手順なら、数分で基本を確かめられます。

  1. ファイルの文字をすべてコピーし、メモ帳などに貼り付ける。項目が順番どおりに並び、抜けがないかを見る
  2. 見出しを1つずつ読み、標準的な名前になっているかを確かめる
  3. 求人票に書かれたスキルを書き出し、自分が持っているものが同じ言葉で書かれているかを確かめる
  4. 箇条書きを1つずつ読み、成果が分かるかを確かめる。業務の説明だけのものは書き直す
  5. 求人票や応募フォームが指定する形式で、「氏名_職務経歴書.pdf」のように分かりやすいファイル名で保存する

Hired でできること

無料の CV 分析は、登録なしで使えます。職務経歴書の主な指摘を本文の引用つきで示し、直し方の手がかりを出します。構成や標準的な見出し、文字として正しく読めるかも見ます。ATS のスコアは出しません。

ATS のスコアは、無料登録の後に使える CV ATS分析で出ます。Free プランでも使えます。求人票なしの一般的な基準で読み、0〜100 の総合点、5つの項目ごとの点、重要度つきの指摘と直し方、キーワードの出現回数、LinkedIn の助言を返します。「携わりました」などの控えめな表現も指摘します。使える回数はプランによって違います。料金をご覧ください。

よくある質問

ATS対策には専用のテンプレートが必要ですか?

必要ありません。凝ったデザインのテンプレートより、1段組みで標準的な見出しを使った文書のほうが安全です。表・段組み・テキストボックス・図形の中の文字は、システムによっては順番が崩れたり読み飛ばされたりします。

PDFとWordのどちらで提出すればいいですか?

文字を選択できるファイルであれば、どちらでも読み取れることがあります。まず求人票や応募フォームの指定に従います。指定がなければ、ワープロソフトから書き出したPDFが無難です。ファイルの文字をすべてコピーしてメモ帳に貼り付け、順番どおりに読めれば、システムも読み取れる可能性が高いと考えられます。

キーワードはいくつ入れればいいですか?

決まった数はありません。自分の分野で実際に使われている言葉で、自分が持っているスキルや使ったツールを、使った業務の箇所に書きます。面接で説明できないキーワードを並べるのは逆効果です。

ATS対策をすれば書類選考に通りますか?

それだけで通るとは限りません。読み取れる形式にするのは、内容を担当者へ正しく届けるための準備です。選考の結果は、経験の中身、募集の内容、ほかの応募者などによって決まります。

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